CM関節(母指のつけ根の関節)はよく動く関節です。関節軟骨がすりへり、進行すると関節が腫れ、亜脱臼してきて、母指が変形してきます。
物をつまむ時や瓶のふたを開ける時など、母指に力を必要とする動作で痛みが出ます。進行すると母指が開きにくくなり、CM関節の変形は外見からもわかるようになります。
母指のつけ根を押さえると痛みが生じ、運動痛があります。レントゲン検査やMRI検査にて診断を行います。
保存治療(投薬・固定装具・関節内注射など)が有効です。保存療法でよくならない場合は手術治療(関節固定術・関節形成術)を行うこともあります。