椎間板は線維輪と髄核でできていて背骨をつなぎ、クッションの役目をしています。
腰椎椎間板ヘルニアはその一部が出てきて神経を圧迫している状態のことをいいます。
椎間板が加齢などにより変形し断裂して起こります。悪い姿勢での動作や作業、喫煙が原因となることもあります。
痛みが強い時期には安静に心がけ、コルセットを着用したりします。また消炎鎮痛剤を飲んだり、神経ブロック(神経の周りに痛みや炎症を抑える薬を注射する)を行い、痛みを和らげます。腰を温めるのも良いでしょう。
痛みが軽減したら牽引を行ったり運動療法(骨盤牽引・腹筋の訓練)を行うこともあります。
これらの方法で症状が改善しない場合や下肢の脱力、排尿障害があるときは手術をお勧めする事があります。