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肘部管症候群

 

肘部管症候群とは

肘部管症候群とは
 
肘の内側(肘部管)で尺骨神経に圧迫や牽引などが加わって生じる神経の障害です。
 

この病気はどのような原因でおきますか

この病気はどのような原因でおきますか
 
先天異常、外反肘(小児の骨折による後遺症として多い)、神経を固定している靱帯やガングリオンなどによる圧迫が主な発症要因となります。
また、加齢にともなう肘の変形や、野球や柔道などのスポーツ障害としてもみられます。
 

この病気ではどのような症状がおきますか

この病気ではどのような症状がおきますか
 

尺骨神経は手の小指側の感覚と手の中の筋肉を動かす神経です。

麻痺の進行により、その症状は異なります。

初期は、小指と薬指の一部にしびれを感じます。

麻痺が進行すると、手の筋肉がやせてきたり、小指と薬指が変形をおこします。
 

この病気ではどのような検査をしますか

この病気ではどのような検査をしますか
 
●Tinel(ティネル)徴候
神経が圧迫されている肘の内側を軽く叩きます。
小指と薬指の一部にしびれが走れば、陽性となります。
   
●Froment(フロマン)徴候
親指と人差し指で紙をつまんで引っ張ります。
紙が抜けないように親指の先の関節が曲がると、陽性となります。
 
●肘屈曲テスト
手首を反らせて肘を十分曲げた状態を続けることで、しびれや痛みが悪化すると、陽性となります。
 
 
その他、肘のX線(レントゲン)検査やMRI検査、神経伝導速度検査なども行います。
 

この病気にはどのような治療法がありますか

この病気にはどのような治療法がありますか
 
まずは薬物の投与、肘の安静などの保存療法を行います。
これらの治療で症状が軽快しない場合や麻痺が進行している場合は、手術を行います。
手術方法はいくつかありますが、尺骨神経を圧迫しているバンドの切離やガングリオンの切除が一般的です。
神経の緊張が強い場合には、骨をけずったり、神経を前方へ移動させる手術を行います。
肘の変形(外反変形など)がある場合には、変形をなおす場合もあります。
 
 
バンドの切離
 
神経の前方移行
 

この病気はどのような経過をたどりますか

この病気はどのような経過をたどりますか
 
手の筋肉がやせる前に手術を行えば、症状が改善される場合が多いですが、麻痺が進行していれば回復は不良となるので、早期発見が有効となります。
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