関節軟骨の老化、外傷、肥満、素因(遺伝子)などが考えられます。加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、使い過ぎによりすり減り、関節が変形します。
主な症状は膝の痛みと水がたまることです。症状が進むと、膝の動きは制限され、膝が完全に伸びなくなります。またO脚変形が生じます。
触診で膝関節内側の圧痛、動きの制限、腫れ、変形、関節の不安定性などを調べ、レントゲン撮影やMRI撮影などの検査を行います。
炎症所見が強く、関節穿刺で関節液が濁っているときは偽痛風や関節リウマチ、化膿性膝関節炎などの合併を確認するために血液検査をすることもあります。