手外科とは、手をはじめとする指・腕・肘の様々な病気を扱う臨床分野です。
細かい作業を日々こなす私達の「手」は筋肉、関節、靭帯、神経や血管が組み合わされているため、複雑で繊細な構造になっています。そのため、手が使えなくなると日常生活が不便になり、手が生活にいかに重要であるかと気付かされます。
手は緻密な器官だけに特有の病気やケガも発生しやすく、放置せず専門的な知識と技術を有している日本手外科学会認定の「手外科専門医」による治療を受けることが大切です。
手外科に関する症状は、整形外科や形成外科の医師の診察や治療を受けると思いますが、その中でもエキスパートな医師がいる事をご存じですか?
手に関する高度な知識と技術を持った医師は、指定された整形外科または形成外科学会にて6年間の研修を受けた後、それぞれの専門医試験に合格し、更に「手外科」の研修を受け、手外科の専門医試験に合格した医師の事を言い、手の手術の場合、手術が出来る医師が限られています。
当院には二名の医師が「手外科専門医」の資格を有しています。
治療には薬物治療や外科治療、リハビリテーションなどがあります。手術、症状によってはさらに高度な手術も必要になってくるため、手外科専門医による治療が必要です。当院では「手外科専門医」が細心の注意を払いながら、患者さま各々の症状に合わせた診療を行っています。
下記のような症状でお困りの方は、手外科の診療対象となります。
● 指の動きが悪くなった
● 細かな作業がしにくくなった
● 指の付け根が痛む
● 腕のしびれやだるさ
● 手のしびれ
● 手指のけがの後に痛みや腫れが続く
● 手や指の腫瘍
● 手のスポーツ外傷、障害